最小分散型投資とは?投資信託の運用成績を比較!

株式投資

きむら

兼業投資家のきむら(@bokukimura)です。
最近、株探のニュースで最小分散型投資というのを見かけて興味がわいたので、最小分散型投資について調べてみました。

・最小分散型投資とは?
・最小分散型投資を採用した投資信託の運用成績は?

上記の内容をお送りいたします。

最小分散型投資とは?

最小分散の説明は野村證券の説明がわかりやすいと思います。

銘柄の組み合わせを変えたり、組入比率を増減することによって株式ポートフォリオ全体の価格変動リスクを抑えるよう投資する手法。

株式ポートフォリオの価格変動リスクと期待リターンの関係において、組入銘柄やその組入比率を変えることでポートフォリオのリスクを変えることは可能であり、低リスク・ポートフォリオの将来の期待リターンは低く、高リスク・ポートフォリオの期待リターンは高い、という「ハイリスク・ハイリターン、ローリスク・ローリターン」の関係が理論上は成立する。価格変動リスクを定量化する際には、一般的に株式のリターン分布の標準偏差を用いて計測するが、最小分散投資の「分散」は標準偏差の2乗であり、リスクを意味する言葉として使われている。

株式市場全体を母集団として複数銘柄でのポートフォリオを組み、横軸にリスク、縦軸に期待リターンをとって同一リスクのポートフォリオのなかでリターンが最大となるポートフォリオを結んだ曲線(=効率的フロンティア)を描いた際、この曲線上でリスク(=分散)が最小となるポートフォリオが最小分散投資である。

最小分散投資に関連し、様々な株式ポートフォリオについて、過去のリスク(=分散)が小さいほど、その後の実績リターンが大きくなり市場平均のリターンをも上回る「ローリスク・ハイリターン」の実証研究結果が相次ぎ報告されたことが、運用リスクを抑えたうえで高成績を狙う株式ポートフォリオ運用につながった。こうしたリスクを低減し中長期的に市場平均に勝つことを目指す株式ポートフォリオ運用は低ボラティリティ運用戦略とも呼ばれ、スマートベータ指数としても実用化されている。

https://www.nomura.co.jp/terms/japan/sa/A02356.html

僕の主観も混ぜて意訳すると、最小分散投資とは、リスクが少ない銘柄で構成し、市場平均よりも高いパフォーマンスを得ようとするポートフォリオのことです。最小分散ポートフォリオ投資ともいわれます。

そもそも、株式のリスクとは価格の振れ幅のことです。そのためリスクが大きいほど、プラスに触れる可能性も、マイナスに触れる可能性もあります。

プラスに触れた場合はリターン、マイナスに触れた場合はリスクと表現しますから、リスクが高いものはリターンも高くなるし(=ハイリスク・ハイリターン)、リスクが低いものはリターンも低くなる(=ローリスク・ローリターン)というのが一般的な考え方になります。

しかし、リスクが少ない銘柄で構成したポートフォリオでも、ある特定の期間において市場の平均よりも高いパフォーマンスを出したことで、「リスクが低い銘柄で構成したポートフォリオでも、市場平均に勝つことが出来るのではないか?」という考え方で構成されているのが最小分散ポートフォリオ投資となります。

最小分散型投資を採用した投資信託の運用成績は?

最小分散ポートフォリオ投資を活用して組み込まれている投資信託で有名なのは、「iシェアーズ MSCI 日本株最小分散 ETF/1477」、があります。

MSCI 日本株最小分散ETFのページを見ると、運用実績は以下となっています。TOPIXと比べると、確かにリスクは少なくなっているようです。

その代り、リターンも少なくなっていますが、株価変動の緩やかな銘柄で構成する最小分散ポートフォリオなので、大きく動く銘柄の上昇は加味されていないので仕方がないのかもしれません。

2015/10/19-2015/12/31:3.86
2016:-1.36
2017:16.17
2018:-7.94

iシェアーズ MSCI 日本株最小分散 ETF/1477

2015/10/19-2015/12/31:2.75
2016:-1.85
2017:19.69
2018:-17.80

TOPIXインデックス

2015: 10.78
2016:2.20
2017:21.09
2018:-10.47

iシェアーズ・コア 日経225 ETF/1329

日経225との連動を目指した「iシェアーズ・コア 日経225 ETF/1329」の運用実績も並べてみました。直近の2018年を見ると、日経225ETFが-10.47のところを、-7.94とマイナスが少ないです。しかし、2016年は日経225ETFはプラスに対して、最小分散ETFはマイナスとなっているので、必ず最小分散が日経225よりも優れているという事ではないようです。

2016-2018のトータルリターンを見てみると、以下となっています。最小ポートフォリオとTOPIXを比較するとかなり優れた投資成績になっています。しかし、日経225と比べると倍の差がついています。この辺が、ローリスク・ハイリターンという事なのでしょうね。

  • 最小分散:6.87
  • TOPIX:0.04
  • 日経225:12.82

もっとも、比較した期間が短いので、この結果に意味がないと言われると反論できませんが。。。