ソーシャルレンディングの貸付先が匿名になってるのはナゼ?

にゃんこば
ソーシャルレンディングで貸付(先貸してる相手)が公開されてないんだって。融資先がわからないと本当に安全なのか判断に困る。
かもねぎ
本当だよ、匿名じゃ安全な投資先なのかわからないじゃないか!

ソーシャルレンディングの貸付先は、匿名になっていて詳細は分かりません。担保も付いている事は分かりますが、投資家からは何が担保に設定されているかわからないことが多いです。

もちろん全くわからないってことは無くて、担保は担保の内容と金額が書いてあることが多いので、融資金額と比べて十分な担保が設定されているかわかります。融資先の業者についても業種やエリアなどが記載されていることがあります。ソーシャルレンディング業者によっては融資先や担保の内容がわかることもありますが、そこまで記載されているのは珍しいと思います。

担保が公開されていないのは、金融庁の指導によるものです。

にゃんこば
どこかで投資先と担保内容をしっかり確認してるって書いてあったけど、どうやって確認してるんだろう?
かもねぎ
金融庁の指導が入るまでは公開されてたんだってよ。

なぜ匿名になっているか?

にゃんこば
行政からのご指導で匿名になっているそうです。

以前は、ちゃんと記載されていたけど、監督行政からの指摘で匿名になっているそうです。指摘をして背景には、法律が大きく関わっています。

そもそも、日本では事業としてお金を貸すためには、貸金業の登録をする必要があります。それは、リターンを期待してお金を貸す以上は個人も同じことです。しかし、貸金業の登録をするには、純資産5000万以上と貸金業務取扱主任者を営業所に配置する必要があるため、これでは個人が登録するのはほとんど無理です。

匿名投資組合とは?

そこで、ソーシャルレンディングでは、匿名投資組合という仕組みを使って規制を回避しているそうです。匿名投資組合というのは、複数の匿名の投資家で作られた組合で、お金を出し合って融資をして、利息をみんなで分配する組織です。

匿名というのは、誰が投資しているのか匿名になっていてわからないという意味で投資先が匿名という意味ではないそうです。

にゃんこば
匿名なのは投資家で、貸付先じゃ無いんだね?
かもねぎ
そうらしいな、貸付先が匿名になっているのは、監視行政の法的な解釈によるものってことだ

監督行政としては、投資家個人は貸金業の登録をするのは無理なのだから、貸付先がわかっていたら個人が貸金業をしているのと一緒だから隠しなさい、という見解だそうです。

ファンドに複数の案件が設定されている理由

また、案件が複数設定(バスケット化)されているのも同じ理由で、投資先が1つだと貸金業の登録をしていない個人が特定の融資先に投資しているのと同じになってしまうから、投資先が特定できないように投資先を複数にしてどこに投資されているのかわからないようにしなさいという、金融庁からの指導があったためです。

そのため、ソーシャルレンディング業者は、わざわざ大きい額の案件と小さい額の案件を抱き合わせて募集しているそうです。

このようにソーシャルレンディングは、業者が何に投資をしているのかハッキリしていません。

  • 貸付先の事業は投資先として安心できるのか?
  • 設定されている担保は適切なのか?

投資家からは確認出来ないです。

融資先が匿名になったことで投資家のリスクが増えた

僕としては、融資先を匿名にすることで、投資家のリスクが高くなると思います。

何故なら、架空の投資先を作って資金を提供してもらい、しばらく金利を渡してから、不渡りで廃業するなんて事をされても投資家には判断する情報が無いからです。

この方法って未公開株などで耳にする詐欺の手法ですよね。

法律の素人考えなので間違ってるかもしれないけど、そういったことが起こる土壌を、監督行政がわざわざ整えてしまった様に見えます。

かもねぎ
これは、法律が直るのを待つしかないな

ソーシャルレンディングの貸付先が匿名のリスクにどう対応するか?

投資家としては、ソーシャルレンディングの貸付先が匿名で見えないのは、仕組上層にもならないことです。僕たち個人投資家が気にしたいのは、貸付先が匿名であることを前提で、どう対応してリスクを下げて行くかが重要だと思います。

にゃんこば
リスクを防ぐには分散投資しかないと思う
かもねぎ
やりすぎると効率悪いから程々にしとけよ

ソーシャルレンディングには多くのリスクがあると言われていますが、

  • サービス提供業者が不正を行うリスク
  • 貸付先の事業失敗で投資した資金が帰ってこないリスク

この2つが大きなリスクです。

これらに対して、僕の考える対応は次の3つです

  • 外部から監視される環境にある業者を選ぶこと
  • 投資案件を分散して投資すること
  • 投資する案件は担保が付いているものにする

1つの業者の1つの案件が利回り14%だからといって、そこに全力投球するのではなく、投資案件を分散させて、平均利回りを10%程度に設定するのが良いと思います。

そのためには、案件を適度に分散させて、使用するソーシャルレンディングの口座も複数もっていた方が良いですね。

さらに言うと、案件は担保が付いているモノにしましょう。ソーシャルレンディング初心者にいきなり無担保の案件はリスクが高すぎます。

かもねぎ
ところで、いつになったら投資を始めるんだ?
にゃんこば
まずは、業界最大手のmaneoに口座を作ろうと思ってる。
かもねぎ
調べるのもいいけど、1万から投資できる会社もあるんだから、さっさと始めようぜ!